白山市議会・一創会の代表質問に向けたビジョン会議

法人・団体支援実績

今年度はひょんなご縁から、とても嬉しいファシリテーターのお仕事をさせていただいていました。

そしてその集大成が、白山市議会・令和2年2月会議にて示すことができました。

会派による代表質問に向けて

白山市の市議会議員さんから、会派のビジョンをまとめていく話し合いのファシリテーターをお願いしたい。とご依頼をいただきました。

白山市では、この2月会議で、初めて代表質問が取り入れられました。

各議員が個別に質問するのが、一般質問。それに対して、会派として質問するのが、代表質問です。

市議さんたちは、一人一人がそれぞれに関心の分野や気になっている事柄がありますから、全て同じ考えというわけではないのは当たり前ですが、大きな方針が重なる部分もあります。

そんなわけで、今回、代表質問に向けて、会派としての共有の目的・ビジョンをまとめるために、話し合いを重ねていこうというお話でした。

今までも会派のメンバー同士でお話しすることはあったのですが、会話では記録に残らないので、正式に話し合いの場を設けて、ファシリテーターを置いてやっていくことを試してみることになったのです。

ビジョンをつくる話し合い

今回のファシリテーターの役割は、「話し合いの進行、活性化」と「会議録の作成」でした。

どんな話し合いの場にするか、どうやって取りまとめていくかをご提案し、月に1回2時間程の話し合いを重ねました。

付箋や模造紙を使って、意見を可視化したり、整理したりして、限られた時間を有効に使って話し合いを進めていけるようにファシリテートさせていただきました。

会派ビジョンから議会質問へ!

こうしてまとめたビジョンを元に、キーワードを拾い上げ、代表質問として質問したいことをメンバーが文章化していきました。

▼白山市議会議会中継の動画はこちら

令和2年2月会議・一創会・代表質問

メンバーを代表して1名が質問します

なんと、まとめ上げたビジョンの資料は、参考としてパネルになって議会にも登場しました!

文中でも、専門家を交えて話し合いをしてきたことをご紹介いただきました。パネルもこの文章も、最終段階は知らなかったので驚きましたが、携わったものとしてとっても誇らしく嬉しかったです。

質問者の隣でパネルが掲げられました
議会中継の動画でアップも!
ビジョンをもとにつくられた質問内容

おわりに

こんな風に、それぞれの意見をチームの合意としてまとめ上げていくことは、まさにファシリテーションが役に立てる場です。

会議メンバーがファシリテートすると、記録係の負担、主観によるまとめの偏り、進行に気を取られて発言の量がばらつく、などが生じやすいです。

進行ととりまとめをアウトソーシングし、その都度話し合う目的にあった会議スタイルを利用選択することで、円滑に話し合いを進め、本来の目的を達成された事例となりました。

ご縁に感謝です。